5/20(土)「もうだめ。」高校時代の同級生(良子)からメールが来た。
心配になったクロサワは、良子に電話すると気丈な筈の彼女が泣いている。
今日はギャル(死語)と面接デートの予定だったが、やむなく良子を迎えに行くことにした、良子は大学卒業と同時に、商社マンの先輩と結婚し渡米した。DINKSな生活を楽しんでいるのかと思ったら、旦那が部下の女の子と浮気し、それが原因でもめているらしい。
クロサワの車に乗るなり、泣きじゃくる良子。とりあえずあてもないので、湾岸から大黒ICに向かった。
旦那の浮気相手の部下というのは、今年の新入社員らしい。
良子「ひどいでしょ? 歓迎会の帰りにホテルに行ったんだって」
クロサワ「そうだよね。」新入社員歓迎会でしちゃうクロサワが言えるか?
良子「今日も、会社に行くからおかしいなと思ったら、その女と会ってるの!」
クロサワ「マジ!、よくわかったじゃん」
良子「探偵に頼んだ」
クロサワ「す、すごいね」(怖ッ)
その時、車内の会話が聞こえなくなるくらいの大雨が降ってきた。
良子は突然電話をかけた。
良子「あ、もしもし、どこにいるの?」
旦那に掛けているらしい。
良子「会社だなんて嘘でしょっ!!! 顔だけじゃなくて、回りを写しなさいよ回りをっ!!!!!」
なんと、驚いた! 良子は旦那にTV電話を掛けていたのだっ!
良子「だからっ、、、女を写せってっ言ってんだっつーの!!」
ひえっ!、回りって言っておいてつまりは女を写せってか?
良子「あんたね・・・」
ええっ? 旦那は女の子を写したのか? パカな旦那だ・・・
良子「ちょっと、そのままよ。」
良子「ねえ、クロサワ君みて、この女だって」携帯をクロサワに向ける。
クロサワ「ちょっと待てよ、俺も写るんじゃねぇの?」
仕方なく画面を見ると、相手の女は固まっていた。
クロサワ「・・・」
良子「なんか言ってやってよ!」
良子はクロサワの説教を期待しているのだろうか?
クロサワ「・・・・・、今日はもう、セックスしたの?」
良子「ち、ちょっと~、そういう話しじゃないでしょ!」
クロサワ「でも、相手の女は頷いていたよ。」
良子「はぁ?」
雨はひどくなるし、不倫も修羅場だし、あぁ、こんな事ならギャルと面接デートするべきだった。
結局、FOMAの電池が切れて話しが終了した。
雨も止んだ様で、良子がトイレに行こうとして車を降りたその時。
良子「あっ!」空を見上げて叫んだ。
呆然と立ち尽くす良子。
クロサワは車を降りて良子の方へ行った。
良子「虹っ」
雨上がりの空に大きな虹がかかっている。
良子「こんな都会なのに・・・」
都会でも虹は関係ないのではないだろうか・・・クロサワは思った。
暫く虹を見上げていた良子。
良子「ねえ、クロサワ君・・・覚えている」
クロサワ「?」
良子「卒業式の前にドライブ行った時の事・・・」
クロサワ「ああ」
クロサワ高校3年の卒業間近に免許取立てで、あちこちによくドライブした。
良子「あの時も、箱根で雨が降って・・・、虹がかかったよね」
クロサワ「ああ、そうだったよね。」思い出した。
良子「ねえ・・・、して」
クロサワ「エッ?」
良子「あの時と、同じ」
良子は後部ドアを開けるとクロサワの手を引きながら乗り込んだ。
とまどうクロサワにしがみつく良子。
良子「こんな、おばさんとじゃ、エッチできない?」
そう言いながら、クロサワの事を見上げる良子。
はにかむ顔の中に、27年前の女子高校生の時の良子の面影をみた。
(中略)
良子「あぁぁぁ、そんな事しちゃうの?」
クロサワ「だって、して欲しいんだろ?」
良子「いやっ、そんな事・・・はうっ。」
クチュ、クチュクチュクチュチュ、クチュクチュッ、クチュクチュクチュッッ!!。
良子「あぁ、なっなんで、こ、こんな、音がしてるよぉ」
クロサワ「広げてみな」
良子「えっ、何、、、、えぇぇ、そんなっ。」
(中略)
PPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPP(P:piston運動の略)
PPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPP
良子「あぁ、気持ちいいよぉ!」
PPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPP
良子「あの時も、、、あっあぁぁん」PPPPP
良子「あの時も・・・さあ、、」PPPPP
PPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPP
良子「虹を見ながら、えっちをすると、幸せになれるって」
PPPPP
良子「クロサワ君がいうから、しちゃったんだよね・・・。」
クロサワ18歳、良子17歳、高校三年の卒業まじか、箱根で虹をみながらカーセックスした事を思い出しながら、27年ぶりのセックスも虹をみながらカーセックスになった。こんなドラマみたいな話しもあるんだなぁと思いながら、良子の中でイキました。