旭川駅まで迎えにきてくれたが、2年ぶりに会う彼女はなぜかやつれた感じがした。
当日は、丁度 旭川でお祭りの最終日という事で、夜店の出ている公園にちょっと寄ってみたが、知り合いに会うとマズイとの事で、早々に宿泊予定のホテルに行った。
エミ「景気悪いんだよね~」
彼女の口から、そんな言葉が出るとは思わなかった。
話を聞くと、地元に戻ってから水商売以外に仕事がないという。
エミ「ニュークラでも、90分で3500円ぐらいだし、若い子多いから」
* こちらで言うキャバクラは、北海道ではニュークラブと言うらしい。
北海道でキャバクラというと、ちょっとHが入っているそうだ。
クロサワ「時給2000円ぐらい?」
エミ「違うよ。お客さんの払うお金が、90分で3500円だよ」
クロサワ「へーっ。安いね」
エミ「でしょ? でも、店も結構ヒマで・・・」
エミ「監督、東京に連れてってくれる?」
クロサワ「はぁ? やめておきなよ。折角、地元に戻ったんだから」
エミ「監督のお世話します。。。住み込みさせてください。」
クロサワ「今は、どうやって暮らしてるのよ?」
エミ「プーです。」
クロサワ「もしかして、サポ暮らしか?」
エミ「えへへっ。」
クロサワ「まったく~。 俺は遠慮しておくよ。」
エミ「え~っ! イチゴでいいから・・・」
これが相場らしい。