22日、モデル事務所との打ち合わせが終わり、帰ろうかと思っていた時、携帯がかかってきた。
泣きながら電話してくるので、誰だかわからない。
場所を聞くと渋谷にきているというので、「女王の教室」の下で、18時に待ち合わせした。
交差点を渡ると、渋谷の雑踏の中で、泣きながら佇んでいる子を見つけた。
そこには、1年前にお小遣いをあげたナナコがいた。
当時、ナナコはAVに出る予定だった。
その理由は、彼氏の誕生日にバイクをプレゼントしたいというものであったが、自分の19の誕生日なのに、彼氏にプレゼントをねだられたという。
よくよく聞いてみると、ナナコが自分の誕生日に彼氏にバイクをプレゼントすると、彼氏がナナコを後ろに乗せて、夏をドライブでエンジョイでき、それがナナコへのプレゼントになるという理由らしい。
撮影当日、ナナコの陰部を見て、これは酷いと思った。
はっきり言って、イボだらけ。
撮影を中止し、早めに病院へ行く様に言い、しょうがないのでお小遣いをあげたという想い出がある。
とりあえずホテルに入って話を聞くと、事あるごとに体を売ることを要求されいたが、彼氏が好きなので耐えてきたという。
そして、今日も蒸し暑いアパートでのセックスが終わった時、彼氏がナナコに、「あとで、友達が来るからHしてやれ」と言われて、ついにガマンできなくなり、彼に尋ねたという。
ナナコ「私の事、好きなの?」
彼氏「・・・」
ナナコ「もう、他の男とヤルのやだよぉ。。。」
彼氏「・・・」
ナナコ「○○とだけしかHしたくないよ、○○も私だけでしょ?」
彼氏「俺がか?」
ナナコ「うん。。。私は彼女なんでしょ?」
彼氏「はぁ?」
ナナコ「二人は、、、付き合ってるんでしょ?」
彼氏「俺たちがかぁ?」
ナナコ「違うの!?」
彼氏「だってさ、、、、」
ナナコ「?」
彼氏「お前は、公衆便所だろ」
ナナコ「えっ?」
「公衆便所」と言われて、泣くしかなかったと言う、やっとの事で家を出ると、どこをどう歩いたのか、気がつくと渋谷にいて、クロサワに電話を掛けてきたらしい。
ナナコは今、クロサワのベットで眠っている。