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AV業界への就職はメールから

    就職希望のメールでは、特にカメラマン希望者が多いのが特徴的です。
    想い出に残る求職希望者のメールを紹介します。

    ある日、たった一行のメールが届きました。

    「Hを取りたい。」

    なんだこりゃ?Hを取る?「撮る」の間違いか?
    すると、Hを撮影する人、つまりカメラマンになりたいという事か?
    漢字もわからないし、メールだけだとかなり頭が弱そうだな。。。 
    まあ、とりあえず返事しておこう。

    「履歴書と事故PRをメールしてください」 送信・・・
     
    履歴書送れとすれば、これでもう来ないだろうと思った。
    ところが、すぐに返事が来た。

    「事故じゃなくて、自己ですよね?」

    はぁ? クロサワは自分の送信したメールを見ると確かに「自己」じゃなく「事故」と打っていた。
    いやまいった。これは、変換ミスだな。さっきの「取」と「撮」より酷いや・・・と、頭をポリポリしていたら、またメールが来た。

    「かんじだとまちがえるので、えいごでもいいですか?」

    はぁ~っ! もしかして、変換ミスは外人という事なのかぁ?
    すると通訳として使えるかもしれないなぁ。
      (通訳が必要なAV作品の話については後程。)

    クロサワは、返事の英文に悩んだ・・・うーーーーーーーーん。
    しょうがないな・・・ やむなく、たった2文字のメールを送信した。

    「OK」 送信

    これじゃ、最初にもらったメールの短さより酷い。
    英語にトラウマのあるクロサワも考えた。
    (やはりグローバルな時代に向けて、もう一度英語をやってみるか)
    思い立つと早いクロサワは、駅前で留学パンフレットをもらって帰路についた。

    翌日、応募のメールが届いたので、エキサイトのWeb翻訳に入れてみる。ところが、日本語に変換できない。
     
    マジ、どうしよう。
    しょうがないな、なんとか翻訳して読むか・・・一体何語なんだ?

    「bokuwa Hna kotogasukidesu hatarakitai・・・」 

    はぁ? 「僕は、Hな事が好きです。働きたい・・・」だってぇ?
    これは、英語ではない、ローマ字でそのまま書いただけの様である。

    これにはクロサワも参りました。
    駅前で英語をマスターして、ベッドの上でネイティブと戦う妄想は消えてゆくのであった・・・