昨年の暮れに、七海と名乗る女子大生がAV出演の面接に来た。
七海とは、何ヶ月か前から、AV出演に関する事前の質問をメールでやりとりしているので、当日初めて会った気がしない。
就職難と言われて久しいが、七海も既に10社程度に就職活動をしていたが、この時期に未だ決まらず、就職できなければ、「脱ぐ」と心に決めたらしい。
面接の前日も七海からメールが来て、「できれば当日の面接質問をメールして欲しい」という。書籍ではAV女優面接の模範解答が出ていないらしく、予め準備したいという程の念の入れ様だ。
それじゃ面接にならない気もしたが、質問事項を埋めてきてもらう事になった。
クロサワ「七海さん、どうぞっ」
七海「はい。失礼します。○○ ○子と申します。」
クロサワ「あれ? 七海ちゃんじゃないの?」
七海「はい、七海は芸名であります。」
クロサワ「あ、そっか。」
七海「それと、こちらに質問事項の回答を書いてきました。」
七海から封筒を受け取り、中の履歴書を出した。
クロサワ「それじゃ、まず 初体験は?」
七海「書いてある通り、大学1年のゴールデンウィークです」
クロサワ「へー。地元じゃまじめだったの」
七海「はい。クソまじめでした」
クロサワ「ははは。!」
お決まりの質問が続く中、七海は「書いてある通り・・・」と前置きして応える。
クロサワ「えーと。オナニーとかはよくする?」
七海「・・・、書いてある通りです・・・(恥)」
どうやら、七海はオナニーに関する質問に弱い様である。
クロサワ「最近は、いつセックスした?」
七海「・・・・、そんな質問ありましたっけ?」
クロサワ「どんな質問が来るか、わからないのが面接でしょ」
七海「そ、そ、そんなぁ~」
クロサワ「いつ? 誰と、どこで、どんな セックスした?」
七海「・・・・」
つい、苛めてしまうクロサワである。
七海はうつむいてしまった。
七海「そんな質問、せくはらですぅ~・・・」
クロサワ「ははははははははは! 七海ちゃん面白いよ。」
七海「あ、ありがとうございます。」
クロサワ「あのさ、さっきから、書いてある通りとか言ってるけど、履歴書には何にも書いてないよ」
七海「えっ?」
七海に履歴書を見せた。
七海「きゃ~っ」
自分の持って来た履歴書を見て七海は大きな悲鳴を上げた。
そして、泣き出した。
七海は、クロサワに渡す予定の質問回答用紙と履歴書を間違ってしまい、ここに面接に来る前に、会社宛に投函してしまったらしい。
七海の運命やいかに。!!!
おしまい
コメント(1)
笑えるーーーーーーーーーーーーーーーー!!(って、笑ったら失礼なんだけど・・)会社宛に送った解答用紙も気になるけど、彼女がビデオに出演するのかどうかが気になる~♪彼女の態度や行動を想像したら・・やっぱ可笑しいな~w
2005/6/17(金) 午後 2:25