荷物が届いているというので、再配達を依頼したら、北海道の千夏から「お歳暮」と手書きされたダンボール箱が届いていた。
あ~こんな難しい字が書ける様になったのかぁ・・・と、喜びもつかの間まてよ?、もしかして、「お中元」の間違いじゃないか?
開けてみると、トウキビ50本。(トウモロコシ)!!!
この時期になると、札幌の大通公園でワゴンのトウキビ売りが始まリ北海道の短い夏がスタートする。
クロサワ「よし!、料理の腕を見せるから。。。ナナコは皮をムイて。」
ナナコ「えっ?何これ! 中にトウモロコシが入ってる。」
とうもろこしの回りに皮があるのをナナコは知らなかった様だ。
大なべで5本茹でた。
クロサワ「どうだ?」
ナナコ「お、おいしい。」
クロサワ「俺が料理できるなんて、思わなかっただろ?」
ナナコ「でも、茹でただけじゃない?」
クロサワ「すっ、スルドイ。 でも一応なんでも出来るから。」
ナナコ「へーへーへーへーへーっ!」
クロサワ「後でカキ氷もできるぞ」
ナナコ「それなら、ナナコもできそう。笑」
ナナコ元気になってきた。
クロサワもアツアツのトウキビを食べて、北海道を思い出し、そして、悲しくなってしまった。
ナナコ「どうしたの?」
クロサワ「? なんでもないよ」
クロサワは、短い間だが、釧路に住んでいた事がある。
先日も、旭川まで行ったので釧路に行ってみたかったがなんとなく、できなかった。
ナナコ「北海道に行ってみたいなぁ」
クロサワ「いい所だよ。」
ナナコ「連れてってくれる?」
クロサワ「いいね~」
ナナコ「わぁ!!!!本当に?」
なんとなく、行ってみてもいいかなと思ってしまった。
ナナコ「絶対だよ。信じてもいい? 北海道は、初めてだよ」